科学的に惚れ薬を考察する
惚れ薬。
古来より権力者にとってはまさに夢の薬であった。
同時に、不幸にしてモテナイ人間にも垂涎の薬で
ある。そんなものが存在するならば、と思う人も
少なくなかろう。
だがちょっと待て。
そもそも惚れるとはどういうことか?
これを科学的に定義することから、始める事にする
のが問題解決への近道ではないか?
そもそも惚れるとは、脳内である種の化学物質が
どばどば放出されている状態だ。
具体的には、ドーパミン、フェニチルアミン、βエンドルフィン
等だろう。
ではこれらに類するものを対象に投与すればいい。
ドーパミン → コカイン、覚せい剤
フェニチルアミン → エクスタシー
βエンドルフィン → モルヒネ
…っておい!
全部非合法じゃねーか!!
そもそもいまどきエクスタシーなんて使ってる奴かっこ悪すぎ。
だってさ、効果あるとしても性欲に対してだけだし。
ある種の抗精神薬にもそういう作用あるし。
つまり惚れ薬でもなんでもなく、エロ薬じゃないかと。
はぁ。惚れ薬は作れないのか。
と思っていたら、最近のNatureのwebサイトにこんなのがあった。
"ゲノム時代の愛の妙薬"
ラリー・ヤングって研究者が、ハタネズミの研究をしていたわけだが
ハタネズミが特定の相手と交尾する際、バソプレッシンが分泌されてた
ようだ。こいつか!
みんな!これからはバソだ!
ただ薬事法違反で捕まっても知らんぞ。